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【徹底比較】ワゴとニチフクイックロック|プロが選ぶ差し込み形コネクタ

電材

【徹底比較】ワゴとニチフクイックロック|プロが選ぶ差し込み形コネクタ

電気工事の現場で、電線の接続に欠かせない差し込み形コネクタ。特に信頼性が高く、多くの電気工事士に選ばれているのがWAGO(ワゴ)とNICHIFU(ニチフ)のクイックロックです。

今回は、それぞれの製品が持つ確かな技術と信頼性を基に、プロの視点からその特長を解説し、現場での最適な選び方をご紹介します。


1. なぜ差し込み形コネクタが選ばれるのか

差し込み形コネクタは、電線の被覆を剥いて差し込むだけで接続が完了する、シンプルかつ確実な製品です。この接続方法が、ねじ止めや圧着接続に代わり、広く普及している理由は以下の通りです。

  • 作業時間の短縮: 工具が不要で、差し込むだけで確実に接続できます。
  • 均一な品質: 誰が作業しても、安定した接続品質を保てます。
  • 確実な接続: バネの力で電線を強力に保持し、緩みや接触不良のリスクを低減します。

2. WAGO(ワゴ)の信頼性と特長

WAGOは、ドイツの電設資材メーカーとして、差し込み形コネクタの分野で世界的な実績を誇ります。その信頼性は、独自の技術と厳格な品質管理によって支えられています。

WAGO 221シリーズ(レバー式)

ワゴの221シリーズは、その信頼性の高さから、世界中の様々な現場で採用されています。

  • 確実なレバー操作: レバーを操作することで、単線だけでなくより線や細い電線も確実に接続・保持します。
  • 再利用が可能: レバーを上げるだけで簡単に電線を抜くことができるため、配線の変更や再利用が容易です。
  • 透明なハウジング: 接続状態が目視で確認できるため、作業ミスを防ぎます。
  • テストポート: 本体にテスター用のテストポートが備わっており、活線状態でも簡単に通電確認ができます。

【こんな現場におすすめ】
より線を使用する現場や、照明器具の増設など、将来的な配線の変更が想定される場所に最適です。


3. ニチフ クイックロックの信頼性と特長

ニチフは、日本を代表する圧着端子メーカーです。長年にわたる接続技術のノウハウを活かして開発されたクイックロックは、日本の厳しい品質基準と現場のニーズに応える信頼性の高い製品です。

ニチフ クイックロック

ニチフのクイックロックは、差し込むだけで接続が完了する、シンプルで確実な接続方式が特長です。

  • 独自のバネ構造: 長年の研究に基づいた独自のバネ構造により、差し込んだ単線を強力に保持します。振動や経年による緩みを極限まで抑え、高い信頼性を誇ります。
  • スピードと確実性の両立: 工具不要で差し込むだけで接続が完了するため、作業時間を大幅に短縮できます。
  • JIS規格に基づく設計: 圧着端子で培った技術力を活かし、日本のJIS規格を考慮した製品設計がされています。

【こんな現場におすすめ】
単線が主流の住宅配線工事や、分電盤内部の接続など、接続の確実性と作業スピードが求められる現場に最適です。


4. まとめ|信頼性の高い選択肢

WAGOとニチフ、どちらの製品も高い信頼性を持ちますが、得意な用途は異なります。

特徴WAGO(ワゴ)221シリーズニチフ クイックロック
得意な電線単線、より線単線
接続方式レバー式差し込み式
再利用◎(レバーで解除)△(基本は再利用しない)
得意な現場より線が多い現場、再利用が必要な現場単線がメインの現場、スピードと確実性を重視する現場

どちらも確かな信頼性を持つ製品です。ご自身の作業内容に合わせて最適な製品を選ぶことが、現場での安全と効率向上につながります。

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